メンテナンス・ウィンドウを使用した自動システム・タスクの�: "自動統計収集ジョブ
Oracle10gでは、DBを作成するとデフォルトで
GATHER_STATS_JOB
と呼ばれる自動収集のためのスケジューラジョブが準備される。
■確認方法
select job_name,program_name, schedule_name, stop_on_window_close from dba_scheduler_jobs where JOB_NAME LIKE 'GATHER%'
→結果:
GATHER_STATS_JOB GATHER_STATS_PROG MAINTENANCE_WINDOW_GROUP TRUE
実際に実行されるストアドプロシージャは以下の通り
select * from dba_scheduler_programs where program_name = 'GATHER_STATS_PROG'
・スケジュールが、MAINTENANCE_WINDOW_GROUPとは?
select * from dba_scheduler_wingroup_members
→MAINTENANCE_WINDOW_GROUP WEEKNIGHT_WINDOW
MAINTENANCE_WINDOW_GROUP WEEKEND_WINDOW
select window_name, repeat_interval, duration from dba_scheduler_windows
→WEEKNIGHT_WINDOW freq=daily;byday=MON,TUE,WED,THU,FRI;byhour=22;byminute=0; bysecond=0 0 8:0:0.0
WEEKEND_WINDOW freq=daily;byday=SAT;byhour=0;byminute=0;bysecond=0 2 0:0:0.0
■自動統計時間にかかった時間を確認
select job_name, actual_start_date, run_duration from dba_scheduler_job_run_details
where job_name = 'GATHER_STATS_JOB'
→run_durationをみれば、どのくらい時間がかかったかわかる
★自動統計収集のメリット
・スケジュール済みなので、不注意による統計の取り忘れがなくなる
・ある程度変更があった表のみ統計が再収集されるため、1回の統計収集の負荷は最小限である
・内部的に記録した列の使用状況に基づいて網羅的に統計収集されるため、開発者が必要性に気付かなかった列にもヒストグラムが作成され、実行計画の精度が高くなる
・統計収集はウィンドウの範囲内でしか実行されないため、時間帯を区切った運用がしやすい
★実運用を考えると?
・スケジューラウィンド設定を変更し、オンライン時間帯やバッチ時間帯と重ならないようにすること
・バッチ処理後に統計情報をとる
・例外として、複雑な問い合わせを実行するようなバッチの場合は、バッチ実行前に統計情報をとる
・ウィンドウのオープン期間を短くしすぎない。サイズの翁オブジェクトの統計収集が期間何に完了しなくなる可能性がある
★自動統計収集のデメリット
・実際には必要のないオペレーションの可能性がある
→とはいえ、それが自動統計収集の本質であり、無駄であろうとも機械的に情報を収集して陳腐化を防ぐアプローチが重要
★自動統計収集の監査
--30日以上統計収集されていない表の確認
select * from user_tables where last_analyzed is not null
and last_analyzed < trunc(sysdate) -30
order by last_analyzed
--全く統計収集されていない表の確認
select * from user_tables where last_analyzed is null
スケジューラ・ジョブGATHER_STATS_JOBは、Oracle Databaseのインストール時に事前定義されます。 GATHER_STATS_JOBは、データベース内で、統計がないかまたは失効した統計のみがあるすべてのオブジェクトのオプティマイザ統計を収集します。
統計収集を手動で管理するほうがよい場合は、次のように、このスケジューラ・ジョブを使用禁止にします。
EXECUTE DBMS_SCHEDULER.DISABLE('GATHER_STATS_JOB');
ONにする場合は
EXECUTE DBMS_SCHEDULER.ENABLE('GATHER_STATS_JOB');
とする
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